いよいよ、伊久美っ子たちの日頃の学習の成果を発表する、ふるさと学習発表会の日がやってきました。1年生は、伊久美の良さを、体験や交流をしたことを交えて発表し、2年生は、自分たちで飼った虫の生活や生態についての発表をしました。3～6年生は、昨年度の3月に一人一人がそれぞれ初めのテーマを決めてから、1年近くの調べ学習の期間を経てまとめ上げてきた成果を、スライドにして発表しました。伊久美っ子たちの発表を見に、地域の方や保護者の皆さん、調べ学習でお世話になった方々が大勢集まって下さいました。

　1年生の発表では、1年を通して、伊久美の自然にふれたり、幼稚園や遠くの小学校と交流したりしたことを、実物や映像で伝えました。初めて大勢の前で発表する1年生たちでしたが、7人で力を合わせて、大きな声で元気に発表することができていました。くるくる回って落ちてくるモミジの種を飛ばしたり、幼稚園との交流で使ったシャボン玉をつくる手作り道具を実演したり、お世話になった人たちの似顔絵を見せながら発表したり。いろんな見せ方で発表し、見ている人たちがずっと引きつけられるような発表ができていました。最後には、オリジナルの伊久美紹介CMを流し、伊久美への愛をみんなに伝えました。

　2年生は、それぞれ自分の家の近くで見つけた『ミヤマクワガタ』と『シロテンハナムグリ』について、発表とスライドのページ送りを分担して、見事なチームワークで発表していきました。自分で飼ってみたときの虫たちの生態を、わかりやすく絵で伝えます。さらに、自分たちで図鑑や雑誌などで調べた生態やオスメスの見分け方など、視点を絞って事細かに伝えました。飼ってわかったことをクイズにしたり、お客さんからの質問にしっかりと答えたりと、受け答えもしっかりできていました。ほとんどメモやスライドを見ず、自分の言葉で伝えているその発表の仕方は、高学年顔負けの堂々とした態度で、二人の虫への愛が伝わってくる発表でした。

　3～6年生は、それぞれのテーマに沿った個人発表です。実際の生き物や標本を見せながら発表したり、試食品をみんなに振る舞ったり、手作りのグッズをクイズの賞品にしたりと、実物を使って発表している子がたくさんいて、よりわかりやすい発表になるよう工夫していました。発表の仕方も、スライドにグラフや表をいれたり、地図を見せながら説明したり、紙芝居をつくって発表したりと、それぞれの内容に合うように様々な工夫を取り入れるなど、自分の調べ学習の成果を思う存分に発表していました。

　全員の発表を終えた後の終わりの会では、お世話になった地域の皆様や保護者の皆さんにみんなでお礼を言いました。お昼には、とてもいい天気だったのでみんなでベランダでお弁当を食べ、今日の発表のことについて和気あいあいと話していました。午後には、みんなの発表を振り返って、『いいね！』と思ったところをたくさん書きました。観に来てくれた人たちにも、『いいね！』をたくさん書いてもらいました。伊久美っ子たちは、ふるさと学習で1000人からの『いいね！』を目標にしています。きっと今日は自分たちも知らないたくさんの『いいね！』をもらえたことでしょう。