伊久美の村の、みんなの宝物『菩提山』へ登ってきました。標高691mの山頂まで、険しい道をみんなで励まし合いながら登っていきます。遠くまで見渡すことができるいい景色の場所、生い茂る草木が神秘的な場所、何年もの歳月をかけて育ってきた杉やヒノキがどこまでも立ち並ぶ場所・・・。菩提山は様々な顔を見せてくれます。きつい坂道が続く道でも、伊久美っ子みんなで励まし合いながら元気に登っていくと、そんな素晴らしい景色を眺める余裕も生まれて、「すごい遠くまで見える!」「精霊がいそう!」と、楽しんでいました。途中、倒木があったり、急な坂道や狭い道があった時には、上級生がそこに留まって、後からついてくる下級生に注意を促しながら登り、「あそこ見てごらん。」と、きれいな風景を紹介したりもしていました。
ようやく山頂につくと、素晴らしい景色が広がっていました。遠くの街がとても小さく見えたり、たくさんのいろんな色の山が連なっているのが見えたり。小学校や家からでは見ることのできない絶景を拝むことができました。一緒に登ってくれた地域の方たちとも一緒に集合写真を撮ってから、絶景を眺めながらみんなでお弁当を食べました。とっても疲れている事もあり、きれいな景色を見ていることもあり、お弁当がいつもよりとってもおいしく感じました。山頂には、願い事を石に書いてお供えすると叶うといわれるお社があって、そこへひとりひとり願い事を書いて置いてきました。
素晴らしい景色を名残惜しみながら下山。来た時と同じ道ですが、来た時と違う見え方をするので、また新鮮な発見ばかりでした。下り坂は足がどんどん進んでしまうので、すべってしりもちをついてしまう事もしばしば。それでも、それすら楽しんで下山していきました。疲れて無言になってしまうかと思われましたが、最後まで楽しくおしゃべりしながら帰ってきました。学校につくと、事務の人たちが、去年作った梅ジュースを用意してくれていました。疲れた体に染みわたる梅ジュース。また格別なおいしさだったと思います。今日はとてもいい体験ができたので、夜はぐっすり眠れそうですね。