全校キャンプ2日目は、夜まで盛りだくさんな内容でした。まずは、伊久美の竹を使った水鉄砲づくり。おうちの人と一緒に、竹を切るところから始めました。ノコギリやキリなどの鋭い道具も慎重に使い、布を巻く量を調節しながら丁寧に作りました。実際に外に出て水を飛ばしてみて、無事に全員完成させることができました。
お昼ご飯を食べた後は、完全に天気が回復した中での川下り。青空も、山のみどりも、川の水も、きれいなものづくしの自然の中で、親子で川を下っていきます。浅いところではサワガニや魚を見つけたり、深いところでは飛び込んだり流れてみたりしました。ゴール地点では、先ほど作った水鉄砲で思いっきり遊びました。おうちの人や友達、先生と水を掛け合ったり、水を遠くへ飛ばす競争をしたり、的になるものを見つけて水を当ててみたり、いろんな遊び方で伊久美川を満喫しました。
学校に帰ってきた後は、5・6年生が企画した宝探し。先生が運動場に隠したお宝と、5・6年生がホールや体育館に隠したお宝を探します。班ごとに時間内に探せたお宝をもとに、話し合って暗号を解読しました。どの班も協力して、答えを導き出すことができていました。
お次は、班ごとに練習してきた出し物の発表会をしました。普段の学校での生活で空いた時間を見つけて、練習を重ねてきました。リズム縄跳びやクイズ、劇など、どの班も練習時間が少なかったとは思えないくらいの完成度でした。おうちの人が大勢見ている中での発表でしたが、恥ずかしがることなく、堂々と発表できていました。
徐々に日も傾いてくる中、キャンプファイヤーを行いました。今年は、スウェディッシュトーチと呼ばれる、温かみのある炎をたくさんともして行いました。火の神様からいただいた7つの炎を5・6年生がともし、それを見つめながらじっくりと今までのキャンプをふり返ってみました。5・6年生は、これからの目標も語りました。厳かな雰囲気の中、夜が更けていきます。
全校キャンプの最後には、みんなで子供会が用意してくださった花火をしました。スウェディッシュトーチから火をいただき、みんなで花火を楽しみました。おうちの人と先生も混ざって大きな輪を作り、みんなで協力して一斉に花火に火をつけると、まるでナイアガラのような神秘的な花火の輪ができました。最後には、火の神の号令の下、打ち上げ花火が上がり、疲れている伊久美っ子たちも大興奮の花火大会となりました。全校キャンプは残念ながら今年で最後ですが、たくさんの活動の思い出とともに、忘れられないものとなったことでしょう。