晴れ渡る空の下、令和3年度卒業証書授与式が挙行されました。本年度は、3名の伊久美っ子が羽ばたいていきました。在校生たちは、朝から「6年生はもう来てる?」と、何だか落ち着かない様子でした。いよいよ式が始まると、それまでざわざわしていた会場が一気に静かになり、伊久美っ子たちの気が引き締まります。厳かな雰囲気の中、たくさんの拍手に迎えられて、卒業生が入場してきました。3名共に、堂々たる所作で卒業証書を授与されました。在校生も、はやる気持ちを抑えて、卒業生を見守っていました。第2部では、卒業生・在校生からの言葉を伝え合いました。今までの生活をふり返りながら、お互いに言葉を交わし合うと、会場全体が感極まり、言葉に詰まる場面も見られました。卒業生から保護者の方へのメッセージでは、卒業生も、保護者の方々も、生まれてから今までのことがたくさん思い出されたことでしょう。
式の後は、たくさんの在校生の拍手や言葉に見送られながら、親子でアーチをくぐって学校を後にしました。その後の記念撮影の時間には、卒業生が「みんな集まってー!写真撮るよー!」と一声かけると、在校生たちはいっせいに卒業生のもとに駆け寄ります。卒業生の隣を、我先にと競い合う在校生の姿からは、卒業生が慕われていることがひしひしと感じられました。最後のお別れは、みんなが笑顔で過ごすことができ、伊久美っ子たちの絆で完成した、素晴らしい卒業証書授与式になりました。卒業生の皆さん、中学へ行っても、伊久美小で培ったたくさんのことを忘れず、元気に過ごしてください。