みんなの思いが通じたのか、朝から降っていた雨が嘘のように止み、気持ちの良い秋晴れの中、伊久美小学校最後の運動会が開催されました。今年度は、コロナ禍の中のためにできなかった、伊久美地区との合同運動会を開催することができました。開会式での代表の1年生の言葉や各色の団長の選手宣誓には、たくさんの気持ちがこもっているようで、みんなの気持ちを奮い立たせました。
伊久美小学校の種目は、徒競走、二人三脚リレー、ソーラン節、全校リレーです。この日のために、色ごとに上級生が声をかけ、朝の時間や体育の時間に練習を重ねてきました。競技中の表情はどの子も真剣で、応援の声にも力がこもっていました。二人三脚リレーやソーラン節の競技前には、自主的に練習している子もいました。親子競技のデカパンリレーは、お父さんお母さんのスピードに引きずられそうになりながらも、楽しそうに走っていました。スローガンである、「最後まで 協力し合い 思い出に残る 運動会」を胸に、どの伊久美っ子も最後まで全力で力を出し切っていました。
伊久美地区運動会の種目は、ボール運びリレーと綱引きです。今回は、伊久美小の先生チームも参加しました。ボール運びリレーでは、上手く運べなかったり選手同士が接触したりして、ボールをこぼしてしまうこともあり、最後まで順位が入れ替わる可能性がある中、どのチームも白熱したレースを繰り広げていました。綱引きでは、どのチームも一丸となって、掛け声をかけながら対決します。優勝した地区は、最後に伊久美小の30人の全校児童と対決しましたが、接戦の末、伊久美っ子チームが勝利を収めていました。地区や伊久美っ子たちからの声援も大きく、とても盛り上がりました。
全員参加の玉入れと伊久美音頭では、伊久美っ子たちが家族や近所の人を誘って、たくさんの参加者が集まりました。玉入れは、籠から今にもあふれそうなほどたくさんの玉が入りました。子どもたちも、お父さんお母さんも、おじいさんおばあさんも、みんな一心不乱に玉を投げていました。夏祭り以来の伊久美音頭は、伊久美っ子の輪と地域の方の輪がきれいに作られ、みんなでまた一つ思い出を増やすことができました。幼稚園保育園の子たちが参加するお菓子取り競争では、伊久美っ子たちもお菓子を取り付けるお手伝いをしました。真剣にお菓子に向かってくる子どもたちに、明るい声援も送っていました。
あっという間に全種目を終え、楽しかった運動会が幕を閉じました。色別に順位はついたものの、僅差であったため、どのチームも全力で取り組み、大きな思い出となったことでしょう。伊久美小での生活も、残すところあと半年となってしまいましたが、まだまだたくさんの思い出をつくっていきたいですね。
開会式
ラジオ体操
徒競走
ボール運びリレー
お菓子取り
玉入れ
二人三脚リレー
デカパンリレー
ソーラン節
昼休み
伊久美音頭
綱引き
全校リレー
閉会式
集合写真