土曜日の運動会が延期になり、ようやく運動会をすることができました。朝早くから、保護者の方たちが運動場の準備に来て下さり、万国旗やスローガン、ライン引きなどの準備も滞りなくできました。残念ながら、例年小学校の運動会と合同でやっている地域の運動会は中止になってしまいましたが、伊久美っ子のがんばる姿を一目見ようと、地域の方たちがたくさん見に来て下さいました。お忙しい中、ありがとうございました。
開会式では、1年生の堂々とした開式の言葉で始まり、赤組応援団長と白組団長の選手宣誓もばっちりと決まり、みんなの士気が高まりました。さらに、運動会の歌『ゴーゴーゴー』も、それぞれ全力のパフォーマンスを発揮していました。応援合戦では、毎日の昼休みなどにみっちりと練習してきた成果が発揮されました。口は大きく開き、大きな声で、動きも力強く。8人ずつとは思えない声量・迫力で、それぞれのやる気がひしひしと伝わってきました。応援合戦の後は、伊久美っ子の中から有志が集まり、チアリーディングをしました。忙しい運動会の練習の合間を使って練習してきたチアダンスは、みんな息ぴったりで、完成度がとても高かったです。
次は徒競走です。1・2年生60m、3・4年生80m、5・6年生100mの全力疾走です。出走前に呼名をされると、みんな元気よく「はい!」と返事をしていました。どのこも真剣な顔で、力の限り走り切りました。その後は伊久美小全校児童による団体演技です。例年主にやっているリズム縄跳びに、今年はダンスの要素も取り入れました。カラフルな手作りのポンポンを持って踊ると、その動きのかわいらしさから、歓声と笑いが起こりました。リズム縄跳びの方は、例年より内容が決定するのが遅れたために練習期間が少し短かったのですが、運動会が延期したため、練習をたっぷりでき、初めて取り入れる『後ろまわし』も、きれいに跳ぶことができました。曲名の『ミニオンパレード』の名の通り、楽しそうな演技に仕上がり、たくさんの拍手が巻き起こりました。
もういちど休憩をはさみ、残り2つの競技に挑みます。まずは、3・4年生が考えた児童会種目、『みんなで楽しむ3つのなんかん』です。この競技は、台風の目・二人三脚・借り物競争が一つになった種目で、それぞれの団結力が試されます。初めてやる台風の目では、チームで「引っ張れ!」「走って!」と声をかけあいながら、どちらのチームも失敗することなく走り切りました。練習の時はどう動けばいいかわからなかった低学年の子も、しっかりと立ち回ることができていました。台風の目を終えると、二人三脚になったまま借り物競争に挑戦します。『ミス伊久美』『料理が得意な人』など、難易度の高い借り物(人)も多かったですが、保護者・地域の方の協力もあり、スムーズに借りてくることができました。二人三脚は、ペアで休み時間に積極的に練習している子もいたので、みんな上手に走れていました。運動会のラストを飾る種目は、やはり色別対抗リレーです。こちらも、あまり練習はできていませんでしたが、最後の力を振り絞り、みんなの全力の応援の中、風のように走りぬけ、僅差でゴールをしました。
あっという間に終わってしまった運動会。結果発表の時が来ました。得点板がないので、最後までどちらが優勝かわからず、ドキドキです。結果は白組が優勝。白組はみんな思わずガッツポーズをしていました。準優勝の赤組も、くやしい顔をしながらも、白組に大きな拍手を送っていました。そして最後はみんな清々しい笑顔で万歳三唱。お互いの健闘をたたえ合いました。スローガンのとおり、最後まで『笑顔でやりぬく』ことができた伊久美っ子たち。また一歩、大きく成長しました。地域、保護者の皆様、そして万国旗を作ってくれた伊久身幼稚園の皆さん、本当にありがとうございました。
伊久美地区の皆さん、来年こそは、地域合同運動会でお会いしましょう!